自律神経を司る交感神経と副交感神経
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを取りながら体を動かしています。
交感神経と副交感神経
交感神経と副交感神経は、内臓器官の働きを調節しています。例えば、交感神経が活発になると心臓の心拍数は増えますが、胃腸の働きは抑制されます。逆に副交感神経が活発になると、心拍数は減り、胃腸の働きは活発になります。
〇交感神経が活発になると…
●脳の血管は収縮する
●瞳孔が開く
●心拍数が増える
●胃腸の働きを抑制する
●膀胱が弛緩する
●汗が出る
〇副交感神経が活発になると…
●脳の血管が拡張する
●瞳孔が閉じる
●心拍数が減る
●胃腸の働きが活発になる
●膀胱が収縮する
と身体に変化が起こります。活発に動くときや緊張状態にあるときは交感神経が、休養時やリラックス状態にあるときは副交感神経がそれぞれ活発になっているのです。
身体の緊張状態が続くと・・・
ストレスは交感神経を優位にしますが例えば、集中してパソコンをしたり、仕事が忙しい、時間に追われる、イライラすることが増える。。。などで身体の緊張状態が続くと、交感神経が優位な状態が続きます。それにストレスが加わった時の痛みに対する脳の過敏状態が重なり、より痛みを感じやすくなってしまうと言われています。
気圧の変化による頭痛や肩こり、腰痛、昔の古傷が痛むなど、、、慢性的な痛みが出やすい状態となってしまうのです。
慢性的な痛みに対する鍼灸治療
鍼灸施術では痛みを感じやすくすしている脳の過敏状態と自律神経を整えることのどちらにもアプローチすることができます
<1.脳の痛み指令を書き換える>
痛みというのは脳からの痛み指令によって引き起こされていると考えられています。そこで痛みの指令が出ている時に身体に鍼による刺激を加え、痛みの指令を修正します。そうすることで慢性的な痛みを感じないようにさせるというアプローチをしていきます。
<2.自律神経を整える>
鍼によって身体の緊張状態をつくっている筋肉を緩めたり、副交感神経が分布しているところに鍼をするなどで身体をリラックス状態にして副交感神経を優位にすることで自律神経を整えていきます。
自律神経を整える生活習慣
1.ウォーキングをする
運動をすることで交感神経が優位になり、運動後は副交感神経が優位になります。このように意識的に自律神経の切り替えができる運動がおススメです。ハードな筋トレでなくても結構ですので大股で歩くなどお散歩やウォーキングを取り入れてみて下さい。
2.ビタミンB1や亜鉛、マグネシウムを摂取する
脳や神経伝達に必要なビタミンB1や自律神経を整える亜鉛やマグネシウムを摂取しましょう。ビタミンB1を含む食べ物は豚肉や玄米、亜鉛やマグネシウムは牡蠣や海苔、豆腐などに含まれます。
3.夜更かしをしない
夜の12時までには就寝しましょう。寝る前には照明は暗めにし、1時間前にはテレビやパソコン、スマートフォンなどを控えましょう。
辛い痛みを感じている方は、鍼灸で身体を整えて、痛みに強い身体をつくりませんか?
西宮の自律神経を整える鍼灸院 ハリエッセンス
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