最近の気温差で体調を崩されていませんか?今年の春は1日の寒暖差が大きく、雨も多いので体調を崩される方が多い印象です。1日でも10℃以上の寒暖差があると自律神経が乱れやすくなってしまいます。
自律神経の乱れによる不調
- 頭痛
- 動悸
- 息切れ
- めまい
- 倦怠感
- 食欲低下
- 不眠
- 下痢・便秘
- 気力の低下
- 集中力の低下
- 涙もろくなる
- 不安感が常にある
自律神経失調症の原因
自律神経とは
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられ、この2つの神経がバランスをとりながら働いています。体の部位や体内外の状況に応じて、アクセルとブレーキのような役割を果たしているのです。自律神経を乱れさせないためには、このバランスを崩さないことが大切です。
交感神経と副交感神経
交感神経と副交感神経は、内臓器官の働きを調節しています。例えば、交感神経が活発になると心臓の心拍数は増えますが、胃腸の働きは抑制されます。逆に副交感神経が活発になると、心拍数は減り、胃腸の働きは活発になります。
〇交感神経が活発になると…
●脳の血管は収縮する
●瞳孔が開く
●心拍数が増える
●胃腸の働きを抑制する
●膀胱が弛緩する
●汗が出る
〇副交感神経が活発になると…
●脳の血管が拡張する
●瞳孔が閉じる
●心拍数が減る
●胃腸の働きが活発になる
●膀胱が収縮する
と身体に変化が起こります。活発に動くときや緊張状態にあるときは交感神経が、休養時やリラックス状態にあるときは副交感神経がそれぞれ活発になっているのです。
ただし、汗腺や血管のほとんどを支配するのは交感神経という特徴があるため、体温調節と血圧コントロールは、交感神経の働きに委ねられています。
自律神経が乱れる主な原因
1.ストレス
ストレスを感じることで、体内では交感神経がコントロールする副腎皮質から「副腎皮質ホルモン」が分泌され、同時に副腎皮質の中ではアドレナリンなどが分泌されます。副腎皮質ホルモンやアドレナリンには、血糖値上昇や血圧上昇、免疫抑制、胃酸分泌促進、覚醒などを引き起こす作用があり、交感神経を優位にする働きがあるのです。
ストレスを受け続けると交感神経が優位になり続けてしまうため、副交感神経とのバランスも崩れてしまいます。その結果、心身の不調を引き起こしやすくしてしまうのです。
人がストレスを感じる環境はさまざまで、人間関係や仕事のプレッシャー、緊張といったものだけでなく、過労やケガ、温度、音、光などが原因のストレスも、自律神経の乱れを引き起こしやすくします。何に対してストレスを感じるのかは個人差があるため、日頃から自分がストレスを感じやすいことを把握し、なるべくリラックスできる環境で生活することが大切です。
2.不規則な生活習慣
私たちの体は、規則的な生体リズム(サーカディアンリズム)のもと、さまざまな器官がその役割を果たしています。しかし、慢性的な睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活、昼夜逆転の生活といった不規則な生活習慣を送り続けてしまうと生体リズムが狂い、自律神経のバランスも乱れてしまいますので規則的な生活を送ることが大切です。
3.心身の問題
ストレスや生活習慣だけでなく、心身の問題が原因となって自律神経のバランスを乱してしまうこともあります。過剰な精神的・身体的ストレスが原因となって発症する自律神経失調症は、元々乱れがちだった自律神経がさらに乱れてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。また、ホルモンと自律神経も関係が深いため、更年期では女性ホルモンの分泌が急激に減少し、自律神経が乱れてしまうことがあります(更年期障害)。症状としては突然のほてりやのぼせ、めまい、頭痛などの不調があります。
鍼灸による自律神経を整えるメカニズム
自律神経失調症では交感神経が優位な状態が長く続き、体が常に緊張状態になってしまうため、副交感神経に上手く切り替えができずリラックス状態の時間が少なくなり、そこからバランスを崩し乱れていくことが多くあります。
鍼灸では身体の末端に鍼を刺し、副交感神経を優位にさせることができます。鍼を受けた後に眠くなったとか身体のこわばりが緩んだ気がする、身体が温かくなってきたという方が多くいらっしゃいます。身体をリラックス状態にするので自律神経の調整ができるのです。
当院の改善方法
当院では副交感神経へのアプローチだけでなく、患者様の体質なども考慮して考察し、身体のどこに負担がかかっているかを考え根本からの体質改善を目指します。
当院が選ばれる理由

問診
主訴の状態はもちろんのこと生活習慣なども詳しくお伺いします自律神経が乱れたときに出る症状は人によって様々です
その方の症状がどのように出ているかを詳しくお伺いすることでお体の弱い部分や負担がかかっている臓器を考察し、お悩みの根本からの改善を試みます


お体の観察
東洋医学的な観察(舌診、脈診など)や触診で全身のツボの状態を確認しますお体のどこに負担がかかっているのかを観察し、効果的な刺鍼箇所を見分けます


施術
どのように主訴の改善にアプローチしていくかをご説明し、鍼を刺すツボを決めます当院はお身体に負担が少なく効果を出すため、鍼は少ない本数で治療していきます


セルフケア
食事や生活習慣のアドバイスなど日常で気をつけて頂きたいことをお話しさせて頂きます自律神経が乱れることによって起こる不調は人によって様々です。当院では症状のみを見て対処するのではなく体質も含めたお身体全体をみること、またその方に合ったアプローチで改善するように治療していきます。