芸能人の方も多くやっている(?)ヒアルロン酸の注射。ヒアルロン酸注射はほうれい線に打ったり唇に打ったりされる方が多い印象です。
今回はヒアルロン酸注射と美容鍼のほうれい線に対するアプローチを比較していきたいと思います。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸はもともと体内にある物質で人体の皮膚に存在する柔軟性や弾力性を支えてくれる「保湿・保水成分」です。ヒアルロン酸を注入することでヒアルロン酸が皮膚の内側から肌を持ち上げ、シワの溝や凹んでいる部位を改善します。
使い方としてはおでこを丸くしたり鼻筋を高くする、唇をふっくらさせるというような形を作るものからほうれい線やマリオネットラインのシワになっていることろに打つもの、眉間や目の下など年齢が上がってくぼんでくるところに打つもの、たるみを引き上げ靭帯を固定するために打つもの(ビスタシェイプ)などがあります。
効果は半年から長くても2年程度と言われています。
ほうれい線に対してはシワに注入したりビスタシェイプ法を取ります。
美容鍼とは
髪の毛よりも細い鍼を肌に刺し、微細な傷をつけてお肌の代謝を促し、血行を促進します。表皮、真皮、皮下組織まで貫きますのでそれぞれの場所で効果があります。
まず表皮では皮膚が傷つくことにより肌の治癒能力が働き、ターンオーバーを促します。こちらはお肌のキメに効果が期待でき、ニキビ跡や毛穴にアプローチできます。
次に真皮では線維芽細胞を活性化します。線維芽細胞を活性化することでコラーゲン産生を促し、お肌のハリや弾力が高まります。また、血行が促進されるのでなめらかなお肌を生み出すサポートにもなります。
さらに下の層である皮下組織の層では筋肉がありますので筋肉に刺鍼することで筋肉を緩めたり、リフトアップさせることが可能です。お肌のたるみやほうれい線のケアなども可能です。
ほうれい線に対しては微弱な電流を流すリフトアップ美容鍼のコースが効果的で、年齢が上がると動かしていないことが多い頬の上部の筋肉をしっかり動かし筋トレすることで頬の位置をアップさせてほうれい線やマリオネットラインを薄くしていくというアプローチになります。
美容鍼のお手入れは筋肉を動かく筋トレのようなものですのでケアを続けるとお顔の表情筋が動かしやすくなり日頃からたるみを予防できるお顔の筋肉の動かし方ができ、自然にたるみ改善、たるみ予防のケアが身につく好循環が生まれる自然な美容法です。
それぞれのメリット・デメリット
ヒアルロン酸注射のメリット | 美容鍼のメリット |
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〇即効性がある(シワに注入するとシワが消える) | 〇筋肉を動かしてリフトアップする自然な方法なので失敗がない |
ヒアルロン酸注射のデメリット | 美容鍼のデメリット |
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〇注入しすぎると他の筋肉が動きづらくなる 〇まれに線維化(カプセル化)すると皮膚の下に固く残る | 〇効果を維持していくためには回数が必要 |
*どちらにも起こりうるデメリットとして内出血のリスクがあります
ヒアルロン酸注射を受けた後、美容鍼を受けてもいいの?
ヒアルロン酸注射と美容鍼を併用してケアをされるかたもいらっしゃいますが、基本的には美容鍼を受けて頂くのはヒアルロン酸注射を受けた後1週間後以降が安全かと思います。
ヒアルロン酸を打ったところに美容鍼をするとヒアルロン酸の吸収が早まるといったことを聞いたというご質問もうけますが、そういったことはありませんのでご安心ください。
但し、ビスタシェイプ法をされた方は1か月程度美容鍼の通電は避けて頂きたいというお願いがあります。
(美容鍼がビスタシェイプに影響を及ぼすことはありませんが、ビスタシェイプ法でリフトアップしても約1か月程度で少し戻ってきてしまいますのでその期間が過ぎてから美容鍼を受けて頂ければと思います)
以上、ほうれい線に対するヒアルロン酸と美容鍼の比較でした😉
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